V文化史の視角から歴史を見つめ直す
1)
歴史認識を問い直し「日本史」「世界史」を再構築する
阿部謹也『自分のなかに歴史を読む』筑摩書房1988年
網野善彦『日本の歴史をよみなおす』筑摩書房1991年
二宮宏之『全体をみる眼と歴史家たち』平凡社ライブラリー1995年
良知力『向う岸からの世界史』ちくま学芸文庫1993年
小谷汪之『歴史の方法について』東京大学出版会1985年
小谷汪之『マルクスとアジア』青木書店1979年
川田順造『無文字社会の歴史』岩波同時代ライブラリー1990年
鹿野政直『「鳥島」は入っているか』岩波書店1988年
百瀬宏『小国 歴史にみる理念と現実』岩波書店1988年
中村哲『近代世界史像の再構成 東アジアの視点から』青木書店1991年
田畑稔『マルクスとアソシエーション』新泉社1994年
F. アリエス『<子供>の誕生』みすず書房1980年
A.G.フランク『世界資本主義とラテンアメリカ』西川潤訳、岩波書店1978年
S.アミン『不均等発展』西川潤訳、東洋経済新報社1983年
I. ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』川北稔訳、岩波現代選書1985年
K.ポランニ『大転換』東洋経済新報社1975年
2)
20世紀の戦争:ファシズム・大衆・暴力論を考える
E.フランクル『夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録』みすず書房1961年
H.アーレント『全体主義の起源』TUV、みすず書房1972,4年
J. オルテガ『大衆の反逆』平凡社ライブラリー 1989年
E. フロム『自由からの逃走』東京創元新社1966年
D.リースマン『孤独な群衆』みすず書房1964年
J.ハーバーマス他『過ぎ去ろうとしない過去 ナチズムとドイツ歴史家論争』人文書院1995年
G.L.モッセ『大衆の国民化』柏書房1994年
山口定『ファシズム』有斐閣1979年
丸山真男『増補版 現代政治の思想と行動』未来社1964年
藤田省三『全体主義の時代経験』みすず書房 藤田省三著作集6 1997年
吉見義明『革の根のファシズム』東大出版会1987年
今村仁司『暴力のオントロギー』勤草書房1982年
R.ジラール『暴力と聖なるもの』法政大学出版会1982年
大澤真幸『虚構の時代の果て―オウムと世界最終戦争』筑摩新書1996年
3)
日本とアジア:アジアへの侵略と支配、戦後処理を考える
花崎皋平『静かな大地 松浦武四郎とアイヌ民族』岩波書店1988年
新川明『琉球処分以後』上下、朝日新聞社1981年
朴慶植『朝鮮人強制連行の記録』未来社1975年
本多勝一『中国の旅』朝日新聞社1972年
家永三郎『太平洋戦争第二版』岩波書店1986年
家永三郎『戦争責任』岩波書店1985年
吉田裕『昭和天皇の終戦史』岩波新書1992年
R. ジョルダーノ『第二の罪 ドイツ人であることの重荷』白水社1990年
望田幸男『ナチス追及』講談社現代新書1990年
内海愛子『朝鮮人BC級戦犯の記録』勤草書房1982年
吉見義明『従軍慰安婦』岩波新書1995年
大沼保昭『サハリン棄民』中公新書1992年
田中宏『在日外国人 法の壁、心の溝』岩波新書1991年
黄春明『さよなら・再見』田中宏他訳、めこん発行、文遊社発売1979年
野村浩一『近代日本の中国認識 アジアヘの航跡』研文出版1981年
姜信子『棄郷ノート』青土社2000年