T文化史の基本的問題意識をたしかめる

 

1)文化史=思想史の方法にふれる

内田義彦『社会認識の歩み』岩波新書1971年

内田義彦『読書と社会科学』岩波新書1985年

山之内靖『マックス・ヴェーバー入門』岩波新書1997年

丸山真男『日本の思想』岩波新書1961年

丸山真男『「文明論之概略」を読む』上中下、岩波新書1986年

家永三郎『日本思想史学の方法』名著出版、1993年

安丸良夫『<方法>としての思想史』校倉書房1996年

 

2)「近代」と「近代思想」の意味を開い直す

田中克彦『ことばと国家』岩波新書1981年

イ・ヨンスク『「国語」という思想』岩波書店1996年

桜井哲夫『「近代」の意味』NHKブックス1984年

B. アンダーソン『増補 想像の共同体』白石隆・白石さや訳、NTT出版1997年

E.ホブズボウム他編『創られた伝統』前川啓次他訳、紀伊国屋書店1992年

J. トムリンソン『文化帝国主義』青土社1997年

岡倉登志『「野蛮」の発見』講談社現代新書1990年

植村邦彦『「近代」を支えた思想』ナカニシヤ出版2001年

 

3) 「現代思想」にともかく取り組んでみる:「近代」は終わったのか?

S.フロイト『自我論集』竹田青嗣編、中山元訳、ちくま学芸文庫1996年

C.レヴィ=ストロース『人種と歴史』荒川磯男訳、みすず書房1970年

C.レヴィ=ストロース『野生の思考』大橋保夫訳、みすず書房1976年

M.フーコー『言葉と物』新潮社1974年

L.アルチュセール『アルチェセールの<イデオロギー>論』三交社1993年

M.ホルクハイマー/T. W. アドルノ『啓蒙の弁証法』徳永拘訳、岩波書店1990年

E.フロム『生きるということ』佐野哲郎訳、紀伊國屋書店1977年

J.ハーバーマス『公共性の構造転換』細谷貞雄訳、未来社1973年

I. イリイチ『シャドウワーク』岩波同時代ライブラリー 1990年

E.バリバール/E.ウォーラーステイン『人種・国家・階級』若森章孝他訳、大村書店1997年

F.ファノン『地に呪われたる者』鈴木道彦・津野衣子訳、みすずライブラリー1996年

A.セゼール『帰郷ノート/植民地主義論』砂野幸稔訳、平凡社1997年

G.C.スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』上村忠男訳、みすずライブラリー1998年